あの日以来雪葉は俺の前には姿を見せなかった。


今考えると…雪葉って一体…。


俺は雪葉の事何も知らないでいる。


何してる人なのか…


いくつなのか…


どこに住んでるのか…


何も知らなかった。


冬休みになり、そんな風に部屋で毎日考えていた。


そしてまた今日も何もない一日が始まるんだなって思っていると、祐輔から電話がかかってきた。


『オイ!!優人。リカからの伝言。明日リカの親の会社のクリスマスパーティーに参加すること…以上。もちろんクリスマスプレゼント持って来いよ』

祐輔はそれだけを述べて電話を切った。


『クリスマスパーティーか…って、えー!!クリスマスプレゼント!?しかも明日?…急だよ!!』

俺は突然の事に慌てた。