この雪の舞う日にストリートなんかしても、誰も聴いてくれない。


そんなのはわかっている。


でも、雪が降っても雨が降っても俺は歌が…ギターが…やっぱり好きだから歌うんだ。


誰も聴いてなくたって構わない…

こんな日に歌ってるなんて思われても構わない…

歌を歌っている…ギターを弾いている…そんな時の自分が1番輝いてるって、俺は知っているから…

だから、俺は今夜も一人公園で寂しく歌っている。



いつものように歌うのは大好きな有名バンドの曲のコピー。


何だか舞い散る雪の中で弾き語っていると、凄くロマンチックな気分になってくる。


舞い散る雪がまるで紙吹雪に思えて…今の俺には最高のステージにさえ思えた。