Snow Song-君といた輝雪-

夏稀に彼氏がいる以上、俺の夏稀に対するこの思いも永遠に届かない。


ちょっぴり悲しいな…。


『あー、良いな夏稀。もうすぐクリスマスなのに、あたしには良い男が寄って来ないしさ…』

リカはため息をついた。


『あたしもだよ…今年のクリスマスはリカと二人かな…』

茜もため息をついていた。


『どこかに良い男はいないもんかなー』

そう言って後ろを向いたリカと俺は目があった。


リカは俺をじーっと見てきた。


『はあー、こんなんしかいないのか…』

俺を見て言ったリカのその言葉に、俺はイラっと来た。


『こんなんで悪かったな!!』

俺はふて腐れながら言った。