Snow Song-君といた輝雪-

そんな事があったのか…。


まさか雪葉に俺のこのギターが助けられるとは、思ってもいなかった。


『だから雪葉が俺のギターを持っていたのか…』

俺がギターに触ろうとした時、雪葉がギターを取りあげた。


『お礼は?』


『えっ…あっ、ありがとう』

俺は雪葉にお礼を言った。


『はあ?言葉なんていらないよ。そんなの全然嬉しくないし』

その雪葉の言葉を聞いた俺は、はあ?って感じだった。


『ったく…あのね、言葉よりも態度で示せって事』


『態度でって…何しろって言うんだよ!!まさかおお礼に金出せとか…』


『君バカだね。世の中お金ばかりじゃないよ』

その雪葉の言葉に俺はイラっとした。