『じゃあ、今度またパーティーするみたいだから、その時みんなも呼んであげるよ』

リカのその言葉を聞いて、みんな大喜びした。


そんな会話があって、午後の授業が始まった。


俺は授業中、睡魔と戦っていた。


そしてそんな授業が終わり、俺はさっさと大学を出てもう一度昨日ギターを失くした、クリスマスツリーまでやってきた。


『やっぱりないよな…』

俺はそこら中を探し回った。


でもギターはどこにもなかった。


はぁー…溜め息をつきながら肩を落とし、俺は公園まで歩いた。


雪の積もる公園で、俺はベンチに座って考えた。


ギターどうしよう…


あのギター高かったのにな…


俺の頭の中はギターの事でいっぱいだった。