決して十分とは言えない食糧や、過酷な環境の中で長期間生活してきたフランクリンは随分とやつれていたが、

空港に集まった人々の拍手や歓声に、笑顔で手を振って応えた。

フランクリンは今回の挑戦の目的を、

「私も含めてであるが物がありふれたこの時代を生きる人々に、
当たり前のように生きているこの時代がいかに便利で豊かなものなのかを知って欲しかった。」と語った。

フランクリンが無人島に持ち込んだビデオカメラには、知恵を絞って様々な工夫を施しながら無人島生活を送るフランクリンの姿が

余すところなく収められていた。

帰国から数日後、フランクリンが打ち立てた「無人島で1年4ヶ月完全自給自足で生活」という記録は

満場一致でギネス記録に認定された。

電気もガスもない、物資もほとんどない極限状況下で生き抜いたフランクリンの功績は、世界中の人々に勇気を与えた。






おかしな話だ。