ラブソング

ユサがどんどん人ごみに流されていくのを横目に、リンの顔を見た。


マスク着用だ。


思わずガン見してしまう・・・


「なんだよ。今日は花粉がひどいんだよ」


マスクの大きさに。


「へー。ふーん。」


「プラス、黄砂も」


・・・・・・・・・


沈黙になってしまった。


それに耐え切れなくなったリンが微妙にキレた。


「なんっなんだいったい!!何が言いたい!!」


「マスクデカくねぇ・・・?」


リンがミニサイズだからか、マスクがえらく大きく見える。


じーとリンを見てると、リンが俺の頬をつまみ、真横に伸ばした。


「俺がミニサイズだとでも言うのかっ!!」


「イッテマセンケド・・・?」


自分の体が小さいこと、女顔にコンプレックスを抱くリンは、人一倍そういう言葉に反応する。