「お帰りなさーい♪どうでした?いい買い物は出来ました??」



屯所に戻ると沖田さんが笑顔で迎えてくれた。



「はい!!京っていろんなものがありますね♪」



「おい。板倉。本当にそれでよかったのか?」



土方さんは、微妙な顔で凛を見て聞いている。



凛は、あれから奥にある刀を見せてもらった。



処分される刀の入った箱のなかを見て



ひとつだけ、一番奥にある刀を手に取り



「私、これがいいです!!」



と、目を輝かせて土方さんに言ったのだ。



店主も土方さんも目を丸くして本当か?ときいたのだ。



もう処分するものだからということで店主はその刀をタダでくれた。