板倉も、俺らのいた頃に突然きて、こんな気持ちだったのか?



1人で自分の知らない地に立たされるのは、かなりさみしい。



そして、不安だ。



板倉は、強いな。



ちゃんと俺らに向き合って話をしたんだ。



「土方さん。なんですか?さっきから視線が痛いです。」



「あぁ?・・・・わ、わりぃ。」



いつの間にか板倉を見つめていたらしい。



ってか、帰りてぇ。



まぁ、あいつらにとっちゃ鬼が居なくてせいせいするってか?



まぁ、しかたねぇ。



俺は、そうなるようにしてきたんだ。



近藤さんを上にあげるまでは、俺が代わりに鬼になる。



近藤さんが汚れ役をする必要はねぇからな。