優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

「……お送りします」



お兄ちゃんは私を視界から外し、基槻のお母さんに声を掛けた。

「良いんですか?(笑)」と言いながら、基槻のお母さんは喜んでついて行く。

私は「誰が鈍感なのかわからず言ってるの?」と、ブツプツと言いながら、2人を基槻と追い掛ける。

基槻とお兄ちゃんのエルグランドの後ろに乗り込む。



「ディーラーさんなんですか!?
じゃあ今度、買い替えの時にお願いしようかしら(笑)」



「サービスとして、オプション増やしますよ(笑)」



仲良く話してるお兄ちゃんと、基槻のお母さん。

私たちが付け入る隙はなかった。