優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

基槻はポカーンと口を開けてお兄ちゃんを見てる。



「簡単に彼女を守れる男は居ない。泣かせる事だってある。基槻君が完璧だったら、女なんて求めてないと思うけど。ないモノを補う為に、遊と付き合ってるんじゃない?」



…基槻にないモノ?

それを私が持ってるの?

私は首を傾げながら、お兄ちゃんを見た。

お兄ちゃんは私を見て苦笑してる。



「こんな鈍感をよろしく!」



「誰が“鈍感”なの?」



「「「……;;」」」



私を見て固まる3人。

…何?;;

私だけ状況を飲み込めてなくて、1人、焦ってしまう。