優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】




私は気付いたら寝ていて、基槻も帰って居た。

【明日は休むよな?行く日はメールして。迎えに来るから。  基槻】と、メモを残して。

頭に冷えピタが貼ってある事に気付き、“基槻が…”と考えながら外し、食欲がない為、お兄ちゃんの夕食だけを作り、洗濯物を取り込んだ。

たたみ終えたらシャワーを浴びて、寝る事にした。

明日は午後、体調が良かったらコンタクトを買いに行こう。

明後日からメイクだってする。

―――基槻、貴方が私を好きじゃなくても、私は好きだよ。

だから、頑張らせて?

少しでも、私を好きになって。

タイムリミットは、貴方が私を振る時。

努力も何もしないで、貴方と別れるなんて、辛いから。