優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

私って本当に、幸せ者。

贅沢な人間だよ。



「誓いのキスを」



何回でも、基槻と触れ合って居たい。

飽きるほどに、愛を伝えていきたい。



「では、指輪の交換を」



指輪には納まらない位に、私は基槻を愛してるから。

貴方が、たくさん私を愛してくれてるお陰で。



「行くか」



「お姫様抱っこで?;;」



「そうだけど?(笑)」



私はみんなが待つ外へ、基槻にお姫様抱っこされながら外へと出た。

階段の下に待つ、独身の女の子たち。

舞子ちゃんや菜月ちゃんたちが居る。



「行きまーす!」



私はブーケを構えた。