優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

利用者さんの気の強い人の中の1人抱き着き、「おはよう、ジロウさん」と話し掛けた。

隣の人たちにも、手を握りながら挨拶し、立ち尽くす茉莉さんに近付いた。



「先ずは利用者さんと目を合わせて下さい。目の高さを合わせて下さい。私たちは利用者さんを、見下してはダメなんですよ」



私はそれだけを言って、時計を確認。

お昼になりそうだ。

私はカラオケを切りが良いところで止めて、テレビ画面の前に立った。



「お昼の時間になりますので、今から今井ーイマイー先生と体操して、トイレに行って貰いますね」



今井先生とは、マッサージの先生。

バトンタッチをし、私は職員ルームに走る。