優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

「茉莉ーマリーさん。自分に自信を持って下さい。利用者さんは私たちより長く生きた分だけ、時に我が儘です。でもそれは、私たちに“もっと頑張りなさい”って、教えてくれてるの」



「“もっと”…?」



「はい。介護は常に進化してます。私たちも学ぶ事はこれからもたくさんある。一つの仕事に対してのゴールはきっと、茉莉さんが“ありがとう”って、利用者さんから言われた時ですよ」



「…頑張ります、私。ありがとうって、言われてみたいです!」



私は茉莉さんに「私も手助けしますから」と言いながら、一緒にレクルームへと向かった。