優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

私は血圧記録を書き終えた宮迫さんからカゴを受け取り、職員ルームに入った。

利用者さん名簿からナカガワさんのケアマネの携帯番号を探して連絡。

私たちには、利用者さんを無理に連れて来る資格はないんだ。

理由は訊けるけど、主な事はケアマネの仕事。

私は連絡を終えると、パソコンを開き、来た人の名前を日付別にされた画面に名前を入力。

これを見て、事務の信子さんが料金を計算するという、ちょっとヤらしい話…。



「遊ちゃん、コーヒーどうぞー」



「あ、ありがとうございます」



私は亜美さんからコーヒーを受け取りながら、デニムの後ろポケットから携帯を取り出した。