優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

「気にしなくて良いんだよ?
俺は酒の相手が出来て嬉しくてなー(笑)」



基槻のお父さんはお兄ちゃんを手招きし、用意されてたコップにビールを注いだ。

私は基槻に手を引かれ、隣同士で座らされた。



「あ、俺の事はお父さんで良いから(笑)」



「私の事は、お母さんね(笑)」



お父さんもお母さんも優しくて、私はまた泣きながら、涙を溢した。



「泣き虫」



基槻が私の鼻をティッシュで摘まむ。



「涙は目から出てますが…;;」



「鼻提灯を阻止しようかと(笑)」



基槻はなんて笑いながら、涙を拭いてくれた。