優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

これは謝る事じゃない。

ここは感謝するんだよ。



「ありがとう、基槻…」



私は肘つきに腕を乗せた基槻の右手を握った。

基槻は私を見ながら、強く握り返してくれた。



「俺の前で大胆な…(笑)」



「手、繋いだだけだよ?」



「風君、欲求不満なんだ(笑)」



私たちは笑いながら基槻ん家に着いた。

3台は停めれる広い駐車場。

本当に家も大きくて、私とお兄ちゃんは、ポカーンとしながら、洋風な家を見上げた。



「入ってくれない?何か2人、田舎者みたいでおかしい」



基槻は門を開けながら、私たちを見てる。

私は制服とボストンバックを持ち直し、玄関へと急いだ。