優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

「鈍い…。遊ちゃんて、鈍い」



私は京滋君を眉間にシワを寄せながら見直した。

…失礼。

失礼にも程がある!!



「で、浮気相手は?何なら殴ってやる!!」



…あれれれ!;;



「待って待って!;;
浮気相手って、私の!?;;」



「そうだって!!」



やっと話が噛み合った。

私は「浮気してないよ!さっき会ってたのはお兄ちゃんの友達だよ!」と、掴んでた京滋君の腕を叩いた。

…浮気なんてあり得ない!!

私は基槻が大好きなんだよ?



「……な、なんだ;;」



京滋君は腕を擦りながら苦笑いを浮かべた。