翌日、私は学校には行かず、お兄ちゃんの友達の和人さんと会っていた。

待ち合わせしたのは、駅前のカフェ。

仕事の合間に来てくれた。

和人さんは、美容師をしてる。

夜がメインとし、お客さんは、お水商売の人が多いとか。

私はアイスコーヒーを飲みながら、昨日の留守電の内容について話した。

お兄ちゃんが、本当は知っていたんではないかとも…。



「風が?それはないよ(笑)」



しかし、和人さんは笑った。

「あいつは遊ちゃんに隠し事が出来るヤツじゃない」って。

私は「そうかも知れないけど…」と、なかなか信じられない。