優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

オススメらしいコースを頼むと、自分だけワインを口にする。

俺らはむなしくジンジャーエール。

シャンパンに見えなくもないからって。

…遊、炭酸が苦手なんだけどな。

風君は俯いたままの遊の頭を撫でる。



「遊ちゃん、体調でも悪いの?」



「緊張してるんですよ。人見知りなんで;;」



麗香さんと風君の会話を聞いてると、俺の足に何かが触れた。

下を向けば、麗香さんがヒールを脱いで、足すりをして来てた。

…は?;;

キモいんだけど。

俺はギリギリまで麗香さんから逃げた。

最初は風君と間違えてるのかと思ったけど、わざとだと、視線を交えてわかった。