優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

遊が嫌いなタイプそうだが、何でこんなにも不機嫌なんだろうか…。



「仲良しな兄妹なのね。(笑)
私、藤堂ートウドウー麗香。29です。父が風君のお客でよくしただいてて」



「それはこちらがですよ」



風君は遊の口に手を当てたまま、椅子に座る。

3対1で座るのがおかしく、「基槻君、こちらにどうぞ?」と、俺は麗香さんに腕を引かれた。

…くっさ!!;;

麗香さんは香水がキツく、俺はさりげなく顔に手を当て、鼻の穴を塞いだ。

…マジで無理…。



「私のオススメで良いかしら」



「はい。お願いします」



麗香さんは風君が頷いたのを見て、手を軽く上げて、ボーイを呼ぶ。