優しい風〜隠れ美少女の初恋〜【完】

俺は遊の手を引いて、レストランへと歩いた。

風君は俺に「遊はヤキモチ妬きで独占欲が強いんだよな」と、苦笑しながら耳打ち。

ずっと2人だったから、当たり前だと思うけど。

俺は姉貴が結婚した時は感激したけど。

家を出てくれて、マジで嬉しかったのを覚えてる。



「麗香ーレイカーさん、お待たせしました」



「良いのよ。私が早く来過ぎたんだから」



風君は遊と俺を麗香さんと呼ばれた女性に紹介した。

遊は麗香さんを見て更に機嫌を悪くした。

麗香さん全身を見渡し、「最悪…」と、ポツリと呟いた。

遊らしくない発言に俺は驚き、風君は「遊…;;」と、手で遊の口を押さえた。