子猫の名前は『シロ』に決まった。 名前は子猫の体の色からとった。 姫は最後まで、「シロって犬みたいな名前」なんて言っていたけれど。 「シロ、気持ちよさそうに眠ってるね」 しばらくすると、シロは姫の膝の上で眠ってしまった。 そんなシロの寝顔を見つめながら姫は優しく微笑む。