「この猫、どうしたの!?」 隣の部屋から子猫を連れてくると、姫を目を見開いて驚いていた。 「道端で拾った」 「拾ったって……ここアパートでしょ?大丈夫なの?」 姫は子猫を膝の上に乗っけて、小さな頭を指で撫でる。