キスフレンド【完】

【理子side】


「理子……。まだ起きてる……?」


「起きてるよ」


時計は23時55分をさしている。


『もう遅いし、今日はうちに泊まっていきなさい』


お父さんとお母さんにそう言われて、二階の部屋に泊まることにしたあたし達。


狭いベッドの中で紫苑があたしの髪を優しく撫でる。


「あと5分で理子の誕生日が終わっちゃうよ」


「うん……」


「何かしてほしいこと、ある?」


「してほしいことかぁ……――」


少し考えた後、あたしは紫苑にギュッと抱きついた。


「紫苑、キスして?」


「キス?」


「そう」


あたしがそう言うと、紫苑はゆっくりとあたしの唇にキスをした。