キスフレンド【完】

こんな気持ちになったのは生まれて初めてだった。


俺がずっと求めていた温もりが、そこにはあって。


「……――ありがとうございます」


こんな俺を家族の一員だと言ってくれて……――。


今日ほど家族の温もりを感じられた日はない。


もちろん、理子のお父さんともお母さんとも理子とも遼君とも血は繋がっていない。


だけど、俺は確かにこの日、家族という絆を感じた。



ねぇ、理子。


ありがとう。


俺に家族の温もりを教えてくれて……――。


俺、今、すごい幸せだ。


世界一の幸せ者だ。





「遼君、やっぱり俺も一緒にやりたいな」


俺がそう言うと、みんなは互いの目を見合わせて頷いた。