キスフレンド【完】

「今、二人が一緒に暮らしているっていうのは本当かな?」


「……はい」


理子のアパートに俺が居候させてもらっている形だが、一緒に暮らしていることは確かだ。


「正直に話してくれてありがとう」


「いえ。でも、理子を責めないでください。俺が勝手に居候して……――」


「いいんだよ。僕もお母さんも、一緒に暮らすことには反対しているわけじゃないから」


「えっ……?」


てっきり『同棲を今すぐに解消しろ』そう言われると思っていたのに……。


理子のお父さんの言葉に面食らっていると、お父さんはキッチンで洗い物をする理子に視線を移した。