「俺、理子と出会えて本当によかった」
「……紫苑……」
紫苑の言葉に、止まっていた涙が再び溢れ出す。
「あたしも……紫苑に出会えてよかった……。本当によかったよ……」
「もう泣くなって」
あたしの肩を掴んで、自分のほうに引き寄せると紫苑はあたしの体をぎゅっと抱きしめた。
「それと、理子は俺が浮気してたって思ってたみたいだけど、それは誤解だよ」
「誤解……?」
「そう。実は、短期で工事現場の誘導のバイトをしてたんだ」
「えっ……。じゃあ、朝帰りしたり、夜遅くに帰ってきたのって……」
「そう。そのせい。家庭教師のバイトだけじゃ、今日に間に合わなかったから」
「今日……?」
「……――理子、誕生日おめでとう」
「えっ?誕生日……?」
紫苑にそう言われて、慌てて部屋のカレンダーに視線を移してようやく気づいた。
今日が20歳の誕生日だって。
「……紫苑……」
紫苑の言葉に、止まっていた涙が再び溢れ出す。
「あたしも……紫苑に出会えてよかった……。本当によかったよ……」
「もう泣くなって」
あたしの肩を掴んで、自分のほうに引き寄せると紫苑はあたしの体をぎゅっと抱きしめた。
「それと、理子は俺が浮気してたって思ってたみたいだけど、それは誤解だよ」
「誤解……?」
「そう。実は、短期で工事現場の誘導のバイトをしてたんだ」
「えっ……。じゃあ、朝帰りしたり、夜遅くに帰ってきたのって……」
「そう。そのせい。家庭教師のバイトだけじゃ、今日に間に合わなかったから」
「今日……?」
「……――理子、誕生日おめでとう」
「えっ?誕生日……?」
紫苑にそう言われて、慌てて部屋のカレンダーに視線を移してようやく気づいた。
今日が20歳の誕生日だって。



