「だって、やることがセコイんだもん。もう我慢できないから言うけど、あの男紫苑君のこと色々な子に聞いて回ってたよ」
「紫苑のこと……?」
何故か嫌な胸騒ぎがして聞き返す。
「そう。紫苑君の弱みでも握って少しでも理子に近づきたかったんじゃない?」
「まさか……そんな……」
「だって、あたし聞かれたもん。『理子ちゃんの彼氏ってお母さんに捨てられたって本当?』って」
「それ……本当に?」
「あたしが嘘つくわけないでしょ~?とにかく、あの男には要注意。あの男って自分の気に入った子ができると何としてでも自分の物にしようとするって有名だから」
菊池君に……そんな顔があったなんて……。
窓の外に視線を移すと、菊池君は再びこちらに向かって手を振った。
「……ナナ、ごめん。あたし、菊池君に話があるから」
「ちょっ、理子!?」
「ごめんね」
あたしはナナに謝ると、バッグを掴んでファミレスを後にした。
「紫苑のこと……?」
何故か嫌な胸騒ぎがして聞き返す。
「そう。紫苑君の弱みでも握って少しでも理子に近づきたかったんじゃない?」
「まさか……そんな……」
「だって、あたし聞かれたもん。『理子ちゃんの彼氏ってお母さんに捨てられたって本当?』って」
「それ……本当に?」
「あたしが嘘つくわけないでしょ~?とにかく、あの男には要注意。あの男って自分の気に入った子ができると何としてでも自分の物にしようとするって有名だから」
菊池君に……そんな顔があったなんて……。
窓の外に視線を移すと、菊池君は再びこちらに向かって手を振った。
「……ナナ、ごめん。あたし、菊池君に話があるから」
「ちょっ、理子!?」
「ごめんね」
あたしはナナに謝ると、バッグを掴んでファミレスを後にした。



