キスフレンド【完】

「それ、どういう意味?」


紫苑の口元からはいつの間にか笑みが消え、真剣な表情に変わった。


「朝帰りするのはどうして?家庭教師のバイト……そんな時間までやってるはずないよね?」


「もしかして、俺が浮気してるって疑ってんの?」


「だって……何も話してくれないから……。いつ聞いてもはぐらかすでしょ?」


「別にはぐらかしてないよ。今は言いたくないだけ」


「今は言いたくないってどういうことなの?いつだったら話してくれるの!?」


「あと数日待ってよ。そうすれば……――」


あと数日待って……?何それ。


全然わかんないよ。


紫苑の考えてることが、あたしには全く分からない。