キスフレンド【完】

「理子ちゃん、大学の中でも可愛いって有名なんだよね~。俺も友達だし、鼻が高いよ」


「へぇ……」


「紫苑君も理子ちゃんが彼女だと自慢でしょ?」


確かに理子は可愛い。


だからこそ、言い寄ってくる男も多くいるはずだ。


そう考えると、複雑な気持ちになる。



「ていうかさ、紫苑君の実家ってどこ?」


「……実家?」


「そう。両親って何してる人?」


唐突なその質問に、なんて答えたらいいのか分からずに黙り込む俺に、菊池は追い打ちをかけるように続けた。