「それ、弟?」 「そう。宇宙人みたいでしょ?」 あたしの言葉に紫苑は携帯の画面に目を凝らして微笑む。 「宇宙人っていうか……猿だな。みんな産まれたばかりは猿みたいだし。でも、なんかフワフワしてて可愛いな」 「紫苑は例外でしょ?生まれた時から、綺麗な顔をしてそうだもん」 「まさか。姫は俺を何だと思ってんの?」 紫苑は白い歯を覗かせてクスクス笑う。