明日もし紫苑がキスフレをやめようって言ってきたら、あたしはきっと後悔する。 だから、今、紫苑とキスをする。 それが良いのか悪いのか、あたしにはよく分からない。 「姫、泣かないで」 キスをしながら涙を流すあたしの頬の涙を紫苑は優しく拭ってくれる。 紫苑のキスがあまりにも優しくて、恐くなった。 紫苑とキスできなくなる日が来たら、 あたしはどうなるんだろう。