スイッチの入ったあたしの身体は火照ったままで、多分物欲しげに先生を見上げた。





「…なに?言ってみろよ?」



逆らえる訳ない、知ってる癖に。



だけど、あたしは下唇を噛んで我慢する。


「何でもっ…ないっ」



余裕のないとこ、もうすでにバレてるけどそれでも隠すなんて馬鹿げたプライド。




「…根岸、」



先生は少しだけクスッと笑って、ひどく優しい目であたしを見つめる。



「おまえ反則。可愛すぎ」



そう言って先生はあたしの首筋に深いキスを落とした。