私は愕然とした。










私の言葉がこの状況を生み出してしまった。














「さあ、行きましょう。
もうじきこの国は消えることになります」













男は私の腕を掴み、近くに置かれた車に乗せようとした。
私は暴れ、掴まれた手をほどき、逃げた。












男は追いかけて来た。









私は大声を出し、周囲の人に助けを求めた。










周囲の人達のおかげで男から逃げることはできた。

















私は近くのTVで流れる映像を見つめた。












これ以上、『W』の思い通りにさせてはいけない。

















私はミコト君を止めに向かった。