私が目を覚ますと、『C』のメンバーがいた。







ここは…ミコト君の家だった。










皆が声を掛けてくれた。











私は寝ている間に何が起きたのかはわからない。











皆は行方不明になっていた理由を聞かれた。














私はアカネのことも考えて話すことを止めた。













アカネの父親が『W』総長だと話せば、アカネの生活に支障が起こると思ったからだ。
















私がアカネの家に居る間に、いろんな人達に迷惑がかかってしまった。













私は連絡するべきだったと反省した。















ミコト君がアカネのお父さんに会い、そのときに能力を使ったらしい。














メスを具現化して見せてくれた。













私はそのメスを見て、ミコト君の才能が目覚めつつあると思えた。















それに…


















アカネのお父さんが最後に話した『超越者』はミコト君だと思えた。













あの時は超越者について深く考えなかった。













でも、今ミコト君を見れば、彼がその能力者だと考えられた。












これ以上、ミコト君が活動すればいずれは完全に目覚めてしまう。














そんなことを考えていると、ミコト君が『C』を抜けると言いだした。













私は安心した。










だけど…