「これは…」










「極秘資料だ。
我々の切り札でもある。
読んでくれ」










私はタイトルを見つめた。












『想定内の能力値を超える超越者と可能性』…











私は資料を読んだ。






<要約>


国名:ダウ
そこに存在する『選択の石』の一部から人間を作る。
空気中の粒子は『選択の石』から出る推測から、誕生時には人類史上最高の能力値を持つ者が産まれる。
使用者は体内から造られた粒子と体外の粒子を扱うこと。
空間理論値である能力値を超えることで時空間を歪ませることができる。
この存在を超越者とする。
超越者の存在は能力、能力値から世界を滅ぼすこと可能性が考えられる。












「この資料は…」













「一部の者が研究していたものだ。
正直、私は信じていない。
しかし、結果は出たと報告を聞いた」














「この超越者が実在するの…」















「存在する。
この存在を入れて再度分析しろ」












「この資料では時空間を歪ませると書かれているけど、どういう意味なの」













「正確には、空間転移が可能となるものらしい」











「どういうこと」












「言葉の通りだ」












私は首飾りをもう一度取った。