私は母親から入学祝いに首飾りの『キャンセラー』を貰った。









私は「ありがとう」と言い、受け取った。










入学して、初めて新たな気持ちで教室に入った。







中学時代からの友達も数人いる中で気になる人が一人いた。







私はどこかで見たと思われる男のことを思い出すことが出来なかった。





私は気になり、首飾りを取った。









男の子を見た。







想像と記憶の狭間で私は幼少期に出会った男の子が成長した姿だと結論した。









私は真っ青になった。











もし、幼少期の記憶が戻っていたら…










私は酷い目に合う…
















私はなるべく男と関わらないようと決めた。













担任の綾瀬先生の提案で自己紹介が行われた。











私は男の子に話した『藤沢ナナミ』から『白崎ナナミ』に変更したことが偶然にも守ってくれた。

















私は高校の生活が始まり、二学期になった。














神山ミコトは無能力者だった。

















まだ、記憶は目覚めていない。













私は楽しさと恐怖の間で学校生活を過ごした。















そんな中、ある出来事が起きた。