アカネの指示で実行部隊が出動した。


第一班は水飲み場周辺にいる二班を観察する。


第二班は他班を探す役目を与えた。


待機部隊はその間に、小枝などを集め、焚火の準備などをした。


体力のある内に力仕事をするためだ。


長時間準備をしていると、実行部隊の人達が戻ってきた。


食糧は魚が数匹程度だった。


第一班が取ってきたもので、水飲み場周辺にいる班を観察して学んだことを体験してとったものだ。


観察中に、改良点などを発見したため、午後からは実行に話していた。


第二班は調査中に班を発見。


動物を罠で捕まえる方法で食糧を確保していた。


さらに、調理方法も知っているらしい。


その班内の一人がすべて指示していると観察された。


アカネは第二班にその人を連れてくるように指示した。










前日での争いが嘘のように感じるほど、私達は親しくなっていた。


やっと充実した時間を得ることが出来たからだろう。


互いに協力し合い、支え合った。










こうして、私達は実技を乗り越えることができた。