突然、内側から、何か込み上げてくる感じがした。

初めて感じた、孤独な悪寒…。

−−−怖い。

叫びたかった。
でも、声がでなかった。
息をするのも満足にできない…。



次の瞬間、顔面に感じた事のない感覚を覚えた。

「おだ!おだ!なんだ!何をした!おだ!しっかりしろ!水!誰か水を!おだが燃えてしまうっ…!」

烏猫の顔に炎が上がっていた。

空は…曇っていた。