そう言って着替えたものの、やっぱり恥ずかしい。 「もう、似合わないだろ?」 「うわあ、そんなことないよ。まだまだ高校生で通用するよ。」 「…それ、褒めてんの?けなしてんの?」 「若い…て褒めてるの!さ、行こう。」 出掛けに念のためマスクを着けて、学校へ向かった。 マコの自転車に二人乗りして、後ろに乗ったマコが腰に手を回して道案内する。 同じ高校だったらこんなこともできたのかも…なんて思いながら自然と笑顔になった。