「じゃあ、寝ろ」

「…蓮は?」

「何…居てほしいの?」

「うん…」



 一気に赤くなった蓮の顔。


「…あれ…風邪うつっちゃったかな…?」

「ちっ、違う!!」


 大きな声で叫んだ蓮。


 ――――ビクッ


「ごめん。 大丈夫だから。…安心して寝ろよ…もう怒ってねぇし……優枝のこと嫌いなんかじゃないからな?」


 ゆっくりと頷く。


「…私も蓮のこと好きだよ…。」


「…!? …あぁ…おやすみ」

「えへへっ」



 蓮…私の気持ち…届いたかな…?



 『あぁ』 は…蓮もスキってこと…?



 どうかなのかな……?