完璧男子

 幼馴染でいるのも嫌。




 同じ財閥の跡取りとしているのも嫌。




 みんなに恋人って知られるのも嫌。





 わがままでごめんね……。





 そんな思いさえあっけなく終わらせてしまう蓮の声をじっと耐える。




 男の子たちの群れは大きくてざわざわしてて蓮の声が聞こえない。




 見えるのは蓮のきれいな茶髪。





「…蓮っ!!」



 最後の力。




 大きな声を出す。




 同時に抜けてく力。