普通だったら友達に相談とかするんだろうけど、 出来なかった。 だってあかねは先輩の妹だから、 受け入れてくれるか心配で相談なんか出来なかった。 ―――――――――――― 数ヶ月がたった。 その間も先輩からメールがくることはなく、 ただ普通の毎日を過ごしていった。 なんだか忘れられそうだった。けど、目をつぶったら 頭を撫でられた記憶が鮮明にでてくる。 新しい恋だってしようとした。 でも………誰も魅力的に、先輩よりかっこよくは見えなかった。