1秒あっただろうか。 俺は開けた瞬間にほのかを自分の方に抱き寄せた。 ちゃんと離れないように手を握って。 「ふぅ」 俺はため息をついた。 ほのかは固まってる。 「ごめん、手荒かった」 俺はほのかから離れる。 そこでほのかはやっと意識をもどして 「ばか、怖いじゃん!」 っていった。 周りの人も俺の行動にびっくりしたみたいで固まってる。 「あーあ、いっつもひかるは強引なんだから」 川崎はそんなこというとほのかに近づいて 「大丈夫?」と声をかける。