「おいっ!なにやってんだよ!!」 あたしは思わず横を向く。 ……陸君 「おまっ、ほのかに手出したのかよ!?」 こっちに陸君がくる。 息はぁはぁしててそうとうあせって来たみたい。 「なんだ、長谷川? なにしにきたわけ?」 ちゃかすように冬哉がそう言うと 陸君は 「お前、彼女にそういうことするって正気か? ふざけてんじゃねぇぞ」 殺気に満ちた陸君が声を荒げるなんて珍しかった。