重ねた気持ちなんて 最低だよね。 あたしは すべてが崩れた気がしたんだ。 好きになんか なっちゃいけなかったんだ…。 あたしは浴衣をきゅっと握った。 「よしっいこうよ、涼!!」 笑顔作って大丈夫だと自分に言い聞かせて あたしは涼に笑顔を見せた。 「そうだね…いこうか!!」 …涼らしい。 全部気持ちわかってて あたしにつきあってくれてる。