隣で寝ている栗野を起こさないように席についた。 栗野の寝顔が少しみえる。 「…寝顔かわいい……。」 そんなことを思ってると栗野が起きてしまった。 「…んんっ…市原??」 「うん、なんでこんな朝早くに学校きてしかも寝てるの??」 「市原だってなんでこんな早いんだよ、いつもは遅刻ぎりぎりだろ。」 人のこと言えないでしょ、栗野だって遅刻ぎりぎりなのに。 「栗野だって遅刻ぎりぎりでしょ。今日は体育祭だから特別なの!!」