Bitter Sweet Kiss


「とりあえず外へ出よっか?」


彼女の背中に手を添えて歩きだす。

普通ならダイに任せるとこだよね。でも気がついたらそうしてたんだ。

ダイが何事か文句を垂れた気もしたけど、それもキッパリと制止した。


「どうせカズトのカノジョにでも無理に誘われたってとこでしょ?」


鼻をすすってるだけで彼女はなにも言わない。


「来たくなかったんなら断わんなきゃ」


暗い通路を抜け重い扉を開けた。